このブログでは、平屋の新築を建てる人に向けて、平屋の新築費用の相場や平屋を安く建てるコツをご紹介しています
平屋を新築で建てる価格の相場は?
平屋は2階建てと比べて安い?高い?
この記事では、以上のような、新築の費用相場にお答えします
この記事でわかること
- 平屋の新築費用の相場
- 平屋と2階建てはどっちが安い?価格を比較
- 予算別の間取りの実例
- 平屋の新築費用を抑える7つのコツ
→平屋の新築費用を最大700万円安くするたった1つのポイントもご紹介しています
平屋を新築で建てる費用相場(坪単価・家族人数・広さ別)
平屋の新築費用の相場は
- 一般的なハウスメーカー・・・60~70万円/坪
- 工務店・ローコストメーカー・・・45~60万円/坪
と言われています
坪数を考える時は、国土交通省の「住生活基本計画」の下記の指標を参考にすると良いでしょう
- 1人暮らし:55平米(㎡)=約16.6坪
- 2人以上:25平米(㎡)×世帯人数+25平米(㎡)
※出典:国土交通省2016年「住生活基本計画」調査より
つまり、2人暮らしで約23坪、3人暮らしで約30坪、4人家族で約38坪ほど
(平屋の場合、階段や廊下がない分、-3坪分余裕ができると言われています)
費用相場の目安はこちら
土地を持ってない場合は、ここに土地代がプラスされます
あくまで目安なので、使用する建材や設備、建物のデザインなどによって坪単価が変わるので注意しましょう
平屋と2階建ての価格を比較-どっちが安い?-
一般的に、平屋は2階建てに比べて割高になると言われていますが、一概に比較はできません
なぜ平屋のほうが高いの?
平屋が2階建てに比べて割高になる理由は
- 基礎や屋根が大きくなる
- 広い土地が必要
なため。
平屋の割高感は、延床面積が広いほど顕著になり、土地の購入にかかる費用も増えます
ハウスメーカーにもよりますが、平屋の坪単価は+3~5万円ほどUPします
ただし、同じ広さの間取りなら平屋のほうが安くなることもあるんだ
同じ間取りなら本体は平屋が安い
同じ広さの間取りならば、実は平屋のほうが本体価格が安くなることも。
理由は、階段や階段周りの廊下がない分-3坪分余裕ができるため
つまり
30坪の2階建て=27坪の平屋
例えば、一条工務店のアイ・スマートの平屋を例にすると
- 2階建て:30坪×60万円=1,800万円
- 平屋:27坪×63万円=1,700万円 → -100万円!
※坪単価:2階建て60万円、平屋63万円
平屋のほうが100万円安い結果に!
土地が広くなる分、土地代は平屋のほうが高くなる傾向にあります
土地有の場合は平屋が安いことがわかるね
平屋の6つのメリット
なぜ、平屋住宅が人気なのか?そのメリットを6つご紹介します
スムーズな家事導線
全てがワンフロアに集まる平屋は、家事導線がスムーズ
1階で洗濯をして、2階のベランダに持って上がったり、掃除機を2階から1階に持っておりたりと上下の移動の負荷がないのが利点です
水回りをワンフロアに集中させると、更にメリットを活かした間取りに
家族のコミュニケーションが増える
全てがワンフロアに纏まる平屋は、家族の気配を感じやすく、コミュケーションを取りやすいのもメリットです
LDKを一直線にしたり、キッチンを対面式にすることで、家族の顔が見えやすくメリットを活かした間取りになります
生活がしやすい
言うまでもなく、平屋は、上下の動きが省けるバリアフリーな住宅
掃除・家事・洗濯など上下の移動がなく、子育て世帯や高齢世帯に優しい住宅です
高齢になってから、マンションに住み替えたり平屋に建て替える・・といった必要がありせん
初期費用が割高でも、メンテナンスは費用は安い
初期費用は割高でも、メンテナンス費用を安く抑えられるのは平屋の大きな魅力
屋根や外壁の塗装など、住宅の維持には定期的なメンテナンスが必要
平屋は、作業用の高い足場などを組む必要がないため将来的なメンテナンスコストが安くなる傾向にあります
開放的な空間を実現しやすい
あまり知られていない平屋のメリットの1つが、空間にゆとりが生まれること
マイホームは広いLDKに憧れる・・という人も多いのでは?
2階を支えるための柱が不要なので、空間を柱で遮ることが少なく、広いLDKが実現できます
2階に居住スペースがない分、勾配天井にしたり、高い天井を作りやすく、開放的な大空間を実現しやすいんです
最近では、1階の居住スペースと勾配天井の間に収納スペースを作る実例も。デッドスペースを省きながら収納スペースも確保できる間取りも多くあります
地震や災害に強い
重心が低く、構造的に安定しているのも魅力の1つ
地震や台風に強く、自然災害に強い住居と言えます
万が一の災害の時にも、居住部分が1階にあるので、玄関や窓など、どこからでも避難できます
【予算別】平屋の間取りの実例
「我が家の予算でどんな間取りが可能?」
予算別に、平屋の間取りの実例をご紹介します
500万円台:1~2LDK(規格住宅)
- 間取り:2LDK
- 本体価格:550万円
- 間取り変更可能
予算500万円で平屋が建つ工務店・ハウスメーカーは全国でも希少。
間取りや値段が予めプラン化された規格住宅のみ可能です。
例えば、熊本の「ヒラキハウジング」が手掛ける「建つんです500」は新築一戸建ての平屋が550万円で建つプラン!1~2LDK、しかも間取り変更も可能です
歳を取って、子供達も独立して、何年ここに住むかわからない・・という老夫婦や一人暮らしには、これ以上ないプランです
建築士たちが試行錯誤して出来た規格商品は、アフターメンテナンスをより少なくするよう一流の職人が手掛け、品質も保証されています
700万円台:20坪以下・1~2LDK(規格住宅)
19坪・1LDK(1人暮らし)
1人暮らしに最適な1LDKのコンパクトな間取り
キッチンからは続くパントリーは、食料品の備蓄にも困りません
- 間取り:1LDK(南玄関)
- 本体価格:713万円(税込784万円)
- 坪数:19坪
19坪・2LDK(夫婦2人)
夫婦二人に最適な2LDKの間取り
LDKから玄関、浴室などへの移動もスムーズです
- 間取り:2LDK(北玄関)
- 本体価格:713万円(税込784万円)
- 延床面積:64.59㎡(19.53坪)
800万円台:25坪前後・2~3LDK(規格住宅)
24坪・3LDK対応可能な2LDK
間仕切りで3LDKにも変更可能な2LDKの間取り
水回りを集中させることで家事導線もスムーズです
- 間取り:3LDK対応可な2LDK(北玄関)
- 本体価格:870万円(税込957万円)
- 坪数:24坪
26坪・3LDK
ゆとりのある3LDKの間取り
和室を隔てた2つの個室は、夫婦のプライべートも確保できます
- 間取り:3LDK
- 本体価格:850万円(税込935万円)※設計費・諸経費込み
- 延床面積:25.93坪(85.73㎡)
1000万円台:25~28坪・2~3LDK(規格住宅メイン)
- 間取り:3LDK
- 本体価格:1240万円
- 延床面積:28.8坪(95.23㎡)
1500万円前後:27坪・3LDK+小屋裏収納(自由設計)
勾配天井の明るい3LDKの間取り
LDKは20畳と広く、小屋裏収納は、収納不足に陥りがちな平屋のウィークポイントもカバーできます
- 3LDK+小屋裏収納
- 本体価格:1,604万円
- 延床面積:27坪
2000万台:30坪以上・3~4LDK(自由設計)
LDKは22畳と広め、個室3つに加え、収納場所も十分に確保した間取り
モダンな印象の外観と、ウッドデッキや中庭など、平屋の憧れが詰まった住宅です
- 間取り:3LDK
- 本体価格:2,000~2,499万円
- 坪単価:61.8万~77.2万円
- 延床面積:32坪(107.5㎡)
費用を安くする7つのポイント
平屋を新築するなら、賢い家づくりで値段を安く抑えましょう!
土地も建物もコンパクトに!形状はシンプルにする
平屋の費用を安くするには、土地も建物もコンパクトにして、構造もシンプルな設計にすること
屋根材や基礎はコストが高くなるので、面積を小さくするほど、値段を安くできます
平屋の形状は、外観の形状は箱型、屋根は片流れ屋根のシンプルな構造がベスト
片流れ屋根にすることで、固定資産税も安くできるよ
標準仕様の設備が充実したハウスメーカーを選ぶ
単に、坪単価が安い!というだけでハウスメーカーや工務店を選ぶのは危険
ローコストメーカーは、必要な設備が全てオプションをいう所も少なくありません
打合せを重ねるごとに費用が高額に!なんてことも多いよ
元々の、標準仕様が充実したメーカーを選ぶことで見積もり時からの値段のUPが削減できます
私のおすすめは、一条工務店。こちらの記事をご覧ください
標準仕様が充実したハウスメーカーを選ぶとコストを抑えつつ暮らしやすさも実現できる
間取りを欲張らない
間取りを欲張らないのもポイント
平屋は、2階建てに比べて階段周りのスペースを省けますが、その分、間取りを広くすれば、割高になってしまいます
コンパクトで、無駄のない間取りにすることで、平屋の利点を活かしつつ費用も削減できます
平屋が得意な工務店・ハウスメーカーを選ぶ
平屋を得意とするメーカーを選ぶこともポイントの1つ
平屋に慣れていない業者を選んで、結局、割高になってしまった!なんてことも・・
建築実績が多い業者の方が、プランやノウハウも豊富で、安心できる平屋になるでしょう
ローコストなメーカーを選ぶ
誰もが知っている大手ハウスメーカーで注文住宅を建てると、コストが高くなります。
これは、有名メーカーであるほど、広告・宣伝費などの費用が上乗せされているため
同じ坪数、間取りの家を建てるにも、住宅メーカー選びで、数百万円も費用が違ってくると言われています。
→平屋のローコスト住宅とはどんな仕組み?間取りイメージや坪単価をハウスメーカーごとにご紹介
規格住宅を選ぶ
ハウスメーカーの商品には、自由設計と規格住宅の2種類あります
規格住宅は、間取りや値段がプラン化されているため、コストが安く済みます
プラン化されていると言っても、間取りの変更ができたり、100以上のプランがあったりとハウスメーカーによっても様々
→企画住宅については、こちらの記事をご覧ください
固定資産税も忘れずに
マイホームを建てたばかりの経験者の私が後悔したのが、固定資産税
固定資産税は、土地の評価額・建物の評価額によって決まり、
家を持ち続ける限り、毎年支払わなければなりません!
ポイントは、
- 土地も建物も無駄に広げすぎないこと
- 固定資産税が高くなるポイントを建築前に知っておくこと
外壁材・屋根の形状・太陽光発電・その他設備など、固定資産材が高くなるポイントを必ず建築前に知っておきましょう!
→こちらの記事でご紹介しています
複数の業者に見積もりをとる
家づくりの際は、必ず複数の業者から見積を取りましょう
A社とB社を比較するだけで、同じ間取りでも数百万円も費用が違ってきます
また、価格だけでなく、性能や品質、保証やアフターサポートなどを踏まえて、客観的に比較・検討することも大事です。
「ローコストで有名なハウスメーカーの平屋だから・・」と1社に限定せず、複数の候補から資料を取り寄せたり、見積もりを比較しましょう
おすすめは、タウンライフ家づくり!
簡単3分で、しかも無料で、複数メーカーの見積もり・間取りプランまで手に入りますよ
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